この記事では、「従事」と「執務」の違いを分かりやすく説明していきます。
「従事」とは?
仕事や活動に取り組むことや、職務に携わることなどを意味する名詞として知られる言葉です。
また、動詞として使用する場合は、「する」をつけて「従事する」と書きます。
「執務」とは?
事務や業務を実施することを意味する名詞として知られる言葉です。
また、動詞として使用する場合は、「する」をつけて「執務する」と書きます。
「従事」と「執務」の違い
「従事」と「執務」の違いを、分かりやすく解説します。
「従事」と「執務」は、似たような言葉ですが、使用される場面やニュアンスが異なります。
「従事」とは、何かの業務に取り組むことを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「執務」とは、事務を実施することを表現する際に使用する言葉です。
このように、「従事」と「執務」の違いとして、「従事」は、仕事の内容や分野を指すのに対し、「執務」は、仕事の方法や形態を指すという点が挙げられます。
また、「従事」は、「従業」、「服務」、「携わる」などの類義語がありますが、「執務」は、「事務」以外に類義語はないと言えます。
「従事」の例文
・『彼は長年に渡って、環境保護活動に従事してきたことで知られる』
・『医療活動に従事する人々は、コロナ禍で大変な日々ではあるものの、毎日頑張っている』
「執務」の例文
・『本日は午後から出ないと行けないので、午前中に執務を終わらせる予定だ』
・『執務時間は、基本的には、朝の9時から夕方の17時までだ』
まとめ
「従事」と「執務」は、似たような意味をもつ言葉ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「従事」は、仕事や活動に取り組むことや、職務に携わることを表現する言葉です。
その一方で、「執務」は、事務や業務を実施することを表現する言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
