「昇給」と「昇級」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「昇給」と「昇級」の違いとは?二語の違い

「昇給」「昇級」はどちらも「しょうきゅう」と読みます。

読み方だけでなく意味も似たところがある2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。

「昇給」「昇級」この記事では、「昇給」「昇級」の違いを分かりやすく説明していきます。

「昇給」とは?

「昇給」とは、「給料が上がること」を意味する言葉です。

企業が従業員に対して支払う金銭的報酬のことを「給料」といいます。

給料は労働の対価であり従業員のやる気に直結するため仕事の実績や働きぶりに応じて見直されるのが一般的です。

給料が見直され以前の金額よりも上がることを「昇給」といいます。

「昇級」とは?

「昇級」とは、「序列の段階が上がること」を意味する言葉です。

物事を序列で区別し分けた段階のことを「級」といいます。

一般的には実力で区別されることが多く、実力が上がるとそれまで属していた級から上の級へと所属が移動します。

そのような上の級への移動を表す言葉が「昇級」です。

基本的に上の級は下の級よりも実力や立場が上に当たるため「昇級」はステップアップやランクアップの意味で使われる言葉です。

「昇給」と「昇級」の違い

「昇給」「昇級」の違いを、分かりやすく解説します。

「昇給」「昇級」の違いは「上がる内容」です。

どちらも現状から上がることを意味する言葉ですが「昇給」は支払われる給料の金額が上がるのに対し「昇級」は所属する級が上がる、という違いで区別されます。

所属している級によって報酬が変わるスポーツ選手や芸人などは「昇級」により「昇級」が発生します。

「昇給」の例文

・『我が社では毎年4月に昇給する』
・『部長になれば大幅な昇給が期待できる』

「昇級」の例文

・『テストに合格して昇級した』
・『一般クラスから特別クラスに昇級する』

まとめ

「昇給」「昇級」は同じ読み方でどちらも上がることを意味しますが、表している内容は全く異なります。

何が上がるのかを正しく理解して区別してください。