「推進」と「遂行」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「推進」と「遂行」の違いとは?言い換え

この記事では、「推進」「遂行」の違いを分かりやすく説明していきます。

「推進」とは?

「推進」「すいしん」と読みます。

「推して進める」という意味があるので、背中を押すように物事を前に動かしていく力をあらわしています。

すでにある企画、取り組みが前に進んでいくように、全面的にサポートすることを例えています。

「遂行」とは?

遂行は「すいこう」と読みます。

「遂」「無事に終わる」という解釈もあるので、与えられた任務を成し遂げることをいいます。

壁を乗り越えながら難しいミッションをクリアすることが「遂行」といえるでしょう。

「推進」と「遂行」の違い

「推進」「遂行」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも前に動いていく、力強い表現です。

「推進」は重たい段ボールを台車に載せて前に運ぶように、工夫を凝らしながら前進させることをいいます。

活性化させるために足掛かりを作ってあげること、人員を増やす、あるいは予算を増やすなどの対応を取って、あるプロジェクトを前に進めていくことをいいます。

一方で遂行は、プロジェクトの完了をあらわします。

与えられた任務をやり遂げることをいいます。

「職務を遂行する」「任務を遂行する」のように、何をすべきか個人で考えて行動することをいいます。

推進が組織やトップの人がおこなう行動であるのに対して、遂行は個人的な行動にライトを当てています。

より大きなことが推進、さらに細やかなことが遂行といえるでしょう。

「推進」の例文

・『宇宙プロジェクトを推進するための、部署が立ち上がりました』
・『弊社といたしましてもこちらの事業が推進できるよう、最善を尽くします』

「遂行」の例文

・『緊張感をもって、遂行いたします』
・『苦難もありましたが、皆様のご協力のおかげで遂行できました』

まとめ

「推進」「遂行」の差を解説しました。

表現の違いを学んで、日常生活に役立てていきましょう。