「生き様」と「死に様」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「生き様」と「死に様」の違いとは?言い換え

この記事では、「生き様」「死に様」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「生き様」とは?

生きているときの様子がはっきり見えることを「生き様」【いきざま】といいます。

人間が生きるときの有様を反映して、どのような生き方したか表すのです。

造語でもある「生き様」はその人が生きようと踏ん張る姿を表すあり様を伝えられます。

使い方としては、「彼の生き様が見える」といかに人間らしさがなまなましく感じられる人生が見てとれるのです。

「死に様」とは?

その人が最後はどのようなかたちで死ぬか頭の中に描くことを「死に様」【しにざま】といいます。

この死に方によってどう生きたかが分かるのです。

例えば、肝臓を壊して悶え苦しみ、最後は誰にも看取られずに死ぬのは、あれだけ家族の忠告を聞かずに酒に溺れて、早死にしたと分かります。

このように、人の死に様には生きている間の素行の悪さや性格、人間関係に至るまで見えるのです。

「生き様」と「死に様」の違い

ここでは「生き様」「死に様」の違いを、分かりやすく解説します。

なんとしてでも生きてやるという人間のなまなましい生きる様が伝わるのが「生き様」です。

その様は、何があっても生き抜いて見せるという気持ちや態度が垣間見られます。

もう一方の「死に様」は、死に方によってどのような生き方してきたかが見えてくるのです。

孤独死する人は人間社会にうまく馴染めず、家族や友人といった関係を絶って生きた人の様が分かります。

「生き様」の例文

・『生き様が素晴らしい人は、充実した悔いのない人生を送る』
・『この作品は戦争の中で前向きな人々の生き様を描いている』

「死に様」の例文

・『清掃仕事していると、人間の様々な死に様を目にする』
・『目を覆いたくなる死に様を見ると、その人の過酷な人生が見える』

まとめ

どちらも人々の様を表しますが、「生」「死」によりまた違った意味で使われています。

どのような意味で使われているか調べて、自分なりに使い込んでみるといいでしょう。