この記事では、「ラーメン」と「中華そば」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ラーメン」とは?
元々は中国の麺料理が日本に持ち込まれ、味と麺が改良されたものを「ラーメン」といいます。
麺はスープによく絡むように改良したり、日本人が好きな醤油味や塩、味噌といった味に仕上げたものが人気を集めるのです。
盛り付けるものはチャーシューやなると、葱、海苔、もやし、卵、麺と相性が良い食材を選びます。
中には麺を汁につけるものや、冷やすのもおつな食べ方です。
麺にはグルテンをたっぷり入れた準強力粉を使っている麺を、半年ほど保存できる「インスタントラーメン」も国民に愛される麺になります。
「中華そば」とは?
小麦粉に水、添加物、かん水を混ぜ合わせて作った麺を使っているのが「中華そば」【ちゅうかそば】です。
粉は強力から準強力、中力、薄力から選んでいますが、製品は「ラーメン」とほぼ同じになります。
元々は日本にきた時点では「南京そば」と呼ばれていましたが、その後「中華そば」に変わっていくのです。
その変っていく理由には、中国からきた麺料理ということで「中華」と呼び、そこに元々日本で食べられていた蕎麦【そば】をかけ合わせて「中華そば」と呼ぶようになりました。
「ラーメン」と「中華そば」の違い
ここでは「ラーメン」と「中華そば」の違いを、分かりやすく解説します。
小麦粉に水を入れて、引っ張ってコシを出した拉麺【ラーミエン】が元になっているのが「ラーメン」です。
日本には江戸時代に中国から伝わってきて、徳川光圀が味を楽しみ、その後庶民に伝わりとんこつや塩、醤油といった味に仕上げられています。
スープには鶏がらや豚、牛といった動物の骨、中には魚のダシを入れた「和風ラーメン」もあるのです。
もう一方の「中華そば」は「ラーメン」と同じ麺料理になりますが、呼び方が地域によって違います。
地方によっては「ラーメン」よりも古くから使われていた「中華そば」を使っているのです。
まとめ
現代では「ラーメン」というのが一般的ですが、時代や地域によってはまた違う呼び方が使われていました。
その点に注意して、使い分けてみるといいでしょう。
