「ライスヌードル」と「春雨」はいずれも食べ物に関する言葉ですが、意味が異なるため区別して理解しておく必要があります。
この記事では、「ライスヌードル」と「春雨」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ライスヌードル」とは?
「ライスヌードル」は「米の粉で作られる麺類の総称」を意味し、「米麺」と呼ばれることもあります。
米のほかにタピオカやジャガイモといったデンプン類を加える場合もあり、形状や産地などによって呼び名が異なります。
「春雨」とは?
「春雨」は「はるさめ」と読む言葉で、「春の時期に静かに降る雨」を意味します。
また、「緑豆やジャガイモ等のでんぷんから作られた麺状の食品」という意味でも普及しています。
食品としての「春雨」は古くから中国で食されており、日本には鎌倉時代に伝わったとされています。
以来「唐麺」などと呼ばれていましたが、白く華奢な麺が「春に降る静かな雨」を連想させるとして、昭和初期に「春雨」という名がつけられたそうです。
「ライスヌードル」と「春雨」の違い
「ライスヌードル」も「春雨」も「麺」という意味を持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。
「ライスヌードル」は「米麺」とも呼ばれ、「米粉で作られる麺類の総称」を意味します。
「ライスヌードル」には、うるち米が主原料で中国や台湾・東南アジアで食される「ビーフン」、ベトナム発祥で平たい形状の「フォー」、タイの焼きそばとして知られる「パッタイ」といった種類があります。
グルテンフリーが注目される昨今、小麦粉で作られた麺の代用品として利用されることもあります。
一方、「春雨」は「緑豆またはジャガイモ等のでんぷんから作られる麺状の食品」を意味し、「酢の物」「サラダ」「スープ」「チャプチェ」など様々なメニューに使用されています。
また、「春雨」には「春にしとしとと降る雨」という意味もあり、食品としての「春雨」の呼び名のルーツにもなっています。
まとめ
「ライスヌードル」は「米の粉で作られる麺類の総称」を示し、「春雨」は「春に静かに降る雨」「緑豆やジャガイモ等のでんぷんから作られた麺状の食品」を示します。
双方の意味の違いを知って、グルメに関する知識をより深めてください。
