この記事では、「それとも」と「もしくは」の違いを分かりやすく説明していきます。
「それとも」とは?
接続詞の一種で、前後の文をつなぐ役割を意味する言葉です。
主に、ある物事について、別の物事を示し、相手に選択させる状況で使用することが多いと考えられます。
一般的には疑問文で用いられます。
「それとも」という言葉は「または」や「あるいは」と同じ意味でも使用可能です。
「もしくは」とは?
「それとも」と同じく、接続詞の一種で、前後の文をつなぐ役割を意味する言葉です。
しかし、「もしくは」は、「それとも」よりも広い範囲で使用されます。
疑問文だけでなく、肯定文や否定文でも使用することが可能です。
「もしくは」という言葉は、「または」や「あるいは」と同じ意味でも使用されることがあります。
「それとも」と「もしくは」の違い
「それとも」と「もしくは」の違いを、分かりやすく解説します。
「それとも」と「もしくは」は、どちらも複数の選択肢の中から1つを選ぶ際に使用する接続詞ですが、使用される場面やニュアンスに違いがあります。
「それとも」は、主に疑問文で使用する言葉です。
相手に選択肢を提示して、どちらかを答えてもらう際に使用することがあります。
その一方で、「もしくは」は、どちらか1つの選択肢しか成立しないときに使用する言葉です。
選択肢の間に「か」を入れることも可能だと言えます。
「それとも」の例文
・『今日は焼肉にしますか、それとも、寿司にしますか?』
・『この映画は笑える作品ですか、それとも泣ける作品ですか?』
「もしくは」の例文
・『お支払いは、現金もしくはクレジットカードでのみ、受け付けております』
・『ドリンクは、コーヒーもしくは紅茶からお選びいただけます』
まとめ
「それとも」と「もしくは」の違いは、主に疑問文か否かという点にあると考えられます。
「それとも」は、疑問文で使用されることが多く、相手に選択を促すニュアンスがあると言えます。
その一方で、「もしくは」は、疑問文以外でも使用されることが多く、あるいは、またはという意味で使われることがあります。
また、「もしくは」は、「それとも」よりも、やや硬い表現として感じられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。