「座布団」と「ソファ」はいずれもインテリアに関連する言葉ですが、意味が異なるため区別して覚えることが必要です。
この記事では、「座布団」と「ソファ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「座布団」とは?
「座布団」は「ざぶとん」と読む言葉で、「座る際に敷く布団」を意味します。
日本の家屋などの床や畳の上に座る際に、膝や脚の下にあてがうようにして使用するアイテムです。
「座布団」のルーツは、平安時代に貴族が用いていた「茵(しとね)」とされています。
「ソファ」とは?
「ソファ」は英語の“sofa”が由来となったカタカナ語で、「背もたれやひじ掛けがついた長椅子」という意味があります。
背もたれや座面にウレタンや綿などを詰めて座り心地良く作られており、主にリビングルームや応接室などで使用します。
「座布団」と「ソファ」の違い
「座布団」も「ソファ」も「座る際に使うもの」という意味合いを持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。
「座布団」は「日本の家屋などの床や畳の上に座る際に敷く布団」を意味します。
クッションに似ていますが、厚さは数cm程度でクッションよりも薄く、一辺が約数十cmの正方形の形をしているのが一般的です。
現在普及している「座布団」はカバーと中身が別になっていることが多く、中身には中綿や化繊綿、ウレタンフォームなどが使われています。
「座布団」は一人用に作られたものが多いですが、「長座布団」のように複数人で用いるものも存在します。
一方、「ソファ」は「背もたれやひじ掛けがついた長椅子」を意味し、ゆったりとくつろげるようにクッション性を良くしているのが特徴的です。
二人または三人程度が座れるもののほか、一人用の「ソファ」も販売されています。
また、背もたれなどを倒してベッドとして使用できる家具を「ソファベッド」と呼びます。
まとめ
「座布団」は「床や畳の上に座る際に敷く布団」を示し、「ソファ」は「背もたれやひじ掛けがついた長椅子」を示します。
双方の意味や特徴の違いを知って、暮らしにまつわるアイテムの知識を深めてください。
