「だからといって」と「だからと言って」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「だからといって」と「だからと言って」の違いとは?言い換え

この記事では、「だからといって」「だからと言って」の違いを分かりやすく説明していきます。

「だからといって」とは?

前の文で述べた事実や見解に対し、それが理由で後の文で述べることが、必ずしも成り立たないことを示す接続詞を意味する言葉です。

例えば、「彼は社会の教師だからといって、全ての歴史や経済に精通しているわけではない」という文では、「彼は社会の教師である」という事実に対し、「すべての歴史や経済に詳しい」というわけではないことを表現しています。

「だからと言って」とは?

「だからといって」と同じように使用可能ですが、より強調的な表現を意味する言葉です。

言葉通りに「だからと言って」という言葉を発することによって、前の文で述べた事実や見解に対し、それが理由で後の文で述べることが許されないことを示すことが可能だと言えます。

「だからといって」と「だからと言って」の違い

「だからといって」「だからと言って」の違いを、分かりやすく解説します。

「だからといって」「だからと言って」は、同じ意味で使用される接続詞だと言えます。

ある事実や見解を、それ自体は認めた上で、その理由で他の事項が成り立つとは限らないことを表現する際に使用する言葉です。

その中で、「だからと言って」は、より強調した表現だと言えるでしょう。

「だからといって」の例文

・『彼は裕福な生活を送っている。しかし、だからといって、幸せだとは限らないと思う』
・『雨だからといって、出社しないわけには行かない』

「だからと言って」の例文

・『海外に数ヶ月住んだからと言って、英語がペラペラになるわけではない』
・『彼は一生懸命頑張った。だからと言って、全ての努力が必ず報われるわけではない』

まとめ

「だからといって」「だからと言って」は、同じ意味で使われる接続詞ですが、使用される場面やニュアンスに違いがあります。

ある事実や見解を認めた上で、それに基づく一般的な推測や判断を否定するときに使用します。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。