この記事では、「居場所」と「場所」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「居場所」とは?
人が住み、生活している所を「居場所」【いばしょ】といいます。
このような意味から、「自分の居場所を探す」という言い方して、どこに居るべきか模索するために動くのです。
また、「すでに居場所はなかった」ともう自分は誰も必要としていないので、誰も相手にしてくれない状態を表します。
このように、自分の存在価値を知る場所として用いられる言葉からは安心していられる所という意味でも使うわけです。
「場所」とは?
建物が建っていたり、人が住むといった所を「場所」【ばしょ】といいます。
例えば、銀行が商店街の○○番地にあると具体的に伝えて、お金を預けに行く行為を伝えるのです。
また、「私がいる場所は校舎の3階にある教室です」と、自分が現在いる所を具体的に伝えて知らせます。
また、「あの場所にはかつて人気の銭湯があった」と何がそこに建っていたか伝えるときにも使われている言葉です。
「居場所」と「場所」の違い
ここでは「居場所」と「場所」の違いを、分かりやすく解説します。
自分の居るべき所はどこか模索するときに使われているのが「居場所」です。
落ち着いて住める場所や、居どころという意味でも使われています。
もう一方の「場所」は自分が今どこにいると具体的に伝えるとき使う言葉です。
また、温泉施設は何県の○市○番にあると知らせるときにも使います。
この2つの違いは、「居場所」は人が住んでいる所を表しますが、「場所」は建物がどこに建っているか具体的に伝えられるところが違う点です。
「居場所」の例文
・『年配の男性ばかりが働く現場には、若い女性の居場所はなかった』
・『10年前に行方不明になった兄の居場所がやっと分かった』
「場所」の例文
・『この場所はかつて源泉が出て、多くの旅人が入浴した露天風呂があった』
・『あの場所にはお洒落なビルが建ち、3階から上には賃貸物件が入る』
まとめ
「場所」を使っていますが、「居」を使っているかに違いがあります。
どのような場面でどう使うか具体的に考えて学んでみるといいでしょう。