「結果」と「結局」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「結果」と「結局」の違いとは?二語の違い

この記事では、「結果」「結局」の違いを分かりやすく説明していきます。

「結果」とは?

「結果」【けっか】とは、ある物事や事象がおこなわれた後に訪れる状況を表します。

あるいは、努力して得た素晴らしい功績、成果を指します。

また、果実がなることを「結実」【けつじつ】といいますが、その別に言い方に「結果」があります。

漢字の「結」は、なしとげること、「果」は終わり、物のできばえを意味しており、これらを組み合わせた「結果」は、なしとげることである状況が訪れるさま、ものが得られるさまを表します。

一般には、終的に良い結末を迎えた場合、報酬や成果が生じた場合を指すことが多いです。

「結局」とは?

「結局」【けっきょく】は、行き着くところ、さまざまな事情を経たうえである結末を迎える状況を表します。

一般には、「最終的に〜に行き着いた」「結論として〜になった」というニュアンスで、物事が結末を迎えるさまを説明する使い方をします。

あるいは、「〜したが、達成できなかった」「とうとう〜になってしまった」という否定的なニュアンスで、さまざまな事情を経て望まない結末に至った残念な状況を表します。

または、囲碁に使われる用語で一局(囲碁の一勝負)を終えることを「終局」といい、その別の呼び方が「結局」になります。

諸説はありますが、囲碁で結末を迎えることをに由来して、最終的にある結末に行き着くことを「結局」と言うようになったとされています。

「結果」と「結局」の違い

「結果」「結局」の違いを分かりやすく解説します。

これらはどちらも「物事や事象がおこなわれる際、原因や事情によってある結末を迎える状況」を表しています。

ただし、言葉の持つニュアンスや使用される場面に違いがあります。

前者は、努力が結ばれて報酬や成果が得られた状況を指すことが多いです。

後者は「最終的に〜になった」といきさつを説明するニュアンスも持ちますが、どちらかというと事情があって希望通りの結末を迎えられなかった状況を指すことが多くなっています。

「結果」の例文

・『市長選の結果、初出馬した男性が新しい市長に選ばれた』
・『日々のたゆまぬ努力がコンクール優勝という結果につながった』

「結局」の例文

・『お金がなかったので、車を買うことは結局あきらめた』
・『くじに持ち金をつぎ込んだが、結局一つも当たらなかった』

まとめ

「結果」「結局」は、どちらもしめくくりを意味する「結」が付き、物事が結末を迎える状況を表します。

ただし、言葉の持つニュアンス、使われる場面は異なります。