この記事では、「必要がある」と「必要性がある」の違いを分かりやすく説明していきます。
「必要がある」とは?
「必要がある」の意味は、必ず用意しなければいけない、必ず準備しなければいけないなど、必ずいるということです。
必需品とも言えます。
なくては困るもののことを「必要がある」と言います。
「必要性がある」とは?
「必要性」の意味は、それがどれくらい必要なのかという程度をあらわしている言葉になっています。
必要性は、「ある」「なし」で分類されますし、必要性の中でも、必ず必要なのか、あったほうが良い程度なのかなど、度合いが変わってくると言えます。
「必要性がある」という表現は、本来はあまり使わないものとされています。
その理由は、「必要性」が程度をあらわす言葉だからです。
そのため「必要性がある」という言葉は「必要がある」という言い方をするほうが正しいと言えます。
「必要がある」と「必要性がある」の違い
「必要がある」と「必要性がある」の違いを、分かりやすく解説します。
「必要がある」は、それがなくてはならない、必須である、必ず必要だという意味です。
「必要性がある」は、必要性があるかどうかではなく、必要性が高いか低いかということを表現する時に使うので、必要性があるは本来使われません。
「必要がある」の例文
・『来週の出張の荷物は、スーツも含めて着替えを3着用意しておく必要がある』
・『ケーキを作る材料としてバターを2箱用意しておく必要がある』
「必要性がある」の例文
・『必要性の低いものは後で揃えれば良い』
・『必要性が高いため良くまとめ買いする』
まとめ
「必要がある」と「必要性がある」の違いをお伝えしました。
本来、「必要性」は、高い・低いなどの程度をあらわす言葉と合わせて使うので、「必要性がある」という言い方は使われていません。
「必要性がある」は「必要がある」に言い換えるのが無難です。
違いを理解して使い分けしてください。