刺激や強い出来事に対して苦しむことを表す言葉には「悶絶」や「苦悶」があります。
この記事では、「悶絶」と「苦悶」の違いを分かりやすく説明していきます。
「悶絶」とは?
「悶絶」は「もんぜつ」と読む言葉であり、強い刺激や攻撃などで苦しみ悶えることを表します。
「悶絶」は苦しみ悶えるだけではなくその刺激で意識を失うことや気絶することを表す時に使われるのが特徴です。
この言葉に使われている「悶」はもだえるや思い悩むという意味の言葉であり、煩悶などが有名です。
「悶絶」は鋭い痛みから強すぎる快楽などでも発生します。
「苦悶」とは?
「苦悶」は「くもん」と読む言葉であり、肉体や精神が苦しんで悶えることを表す時に使います。
「苦悶」の状態は短いものから長いものも存在しており、継続的にじわじわと悩むこともあります。
「苦悶」の類義語には「懸念」や「心配」などがあり、こちらの方が一般的に使われる言葉として有名です。
「苦悶」とよく似ている言葉には「煩悶」がありますが、こちらは色々なことを悩むという意味でよく使われています。
「悶絶」と「苦悶」の違い
「悶絶」は強い刺激や攻撃によって苦しみ悶えることを表す言葉です。
「苦悶」は肉体や精神が苦しみ悶えることを表す言葉であり、強い不安感を伴うのが特徴です。
「悶絶」は強すぎる快楽などでも発生します。
「悶絶」の例文
・『空手の授業で一度悶絶するような攻撃を食らったことがあり、トラウマになっています』
・『魔物の攻撃により魔法使いが悶絶状態になったので、素早く僧侶が助けました』
「苦悶」の例文
・『青春の苦悶を描いたその作品はとても美しく儚いものとして評価されました』
・『恋愛における苦悶を描いた小説が大好きであり、色々な作品を探しています』
まとめ
「悶絶」は強い刺激や攻撃で苦しみ悶えることを表す言葉であり、気絶を伴うのが特徴です。
「苦悶」も苦しみ悶えることを表す言葉であり、さらに強い不安感を伴うのが特徴です。
