この記事では、「戻す」と「しまう」の違いを分かりやすく説明していきます。
「戻す」とは?
物事や人の状態、場所などを、以前と同じ状態にすることを意味する言葉です。
例えば、計画という言葉と組み合わせる場合では、計画を変更したあとに、元の計画に戻すという意味合いでも使用可能だと考えられます。
「しまう」とは?
物を整理し、決まった場所に入れるということを意味する言葉です。
例えば、食事の場合で考えると、食器を棚にしまうという意味合いでも使用することが可能だと考えられます。
「戻す」と「しまう」の違い
「戻す」と「しまう」の違いを、分かりやすく解説します。
「戻す」と「しまう」の違いとして、「戻す」は、とあるものを元の状態にすることであり、「しまう」は、新たに入れる場所や、入れ物を決めることであるという点が挙げられます。
また、「戻す」は、自分のものや他人のものに関係なく使用可能ですが、「しまう」は、自分のものや自分の管理下にあるものに対して使用することが多いと考えられます。
他にも、「戻す」は、元の場所や状態が明確なことが前提であると言えますが、「しまう」はそうでなくても構わないと言えるでしょう。
「戻す」の例文
・『この図書館で借りた本は、元の場所に戻す必要がある』
・『彼からシャープペンシルを借りたので、筆箱に戻すことにした』
「しまう」の例文
・『子供たちは、おもちゃで遊んだ後は、全て元通りにしまう必要がある』
・『食事を終えると、全ての食器をしまうことにした』
まとめ
「戻す」と「しまう」の違いは、所有権や移動の方向にあると言えます。
「戻す」は、本来の持ち主に、その所有権を移すか、元あった場所に移すということを表現する言葉です。
その一方で、「しまう」は、自分が所有するものを、自分が決めた場所に入れるという意味をもつ言葉です。
また、「戻す」は、物事の進行方向や、前後の順序を反対にするという意味にも使用可能ですが、「しまう」は使えないと言えるでしょう。
