「目立つ」と「引き立つ」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「目立つ」と「引き立つ」の違いとは?言い換え

この記事では、「目立つ」「引き立つ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「目立つ」とは?

周囲よりも存在が際立っていることを「目立つ」【めだつ】といいます。

例えば、何人もいる踊り手の中でも軍を抜いて手足の動かし方が上手ければ際立って見えて「目立つ」のです。

ただ、みな静かにしている中で暴れては人の注目を浴びて目立ってしまう場合もあります。

使い方としては、「彼の帽子は目立つ」といかに周囲とはかけ離れた色や形であるか伝えられるのです。

「引き立つ」とは?

今ある物にもう1つ加えると、魅力が一段と目立つようになることを「引き立つ」【ひきたつ】といいます。

たいていは良い意味で使われていて、美しい色や輝きを放つというように、その人や物が持つ魅力がさらに引き出されるという意味で使われているのです。

使い方としては、「紅茶の芳醇な香りが引き立つ」というように、一際良い匂いが堪能できるお茶であると伝えます。

「目立つ」と「引き立つ」の違い

ここでは「目立つ」「引き立つ」の違いを、分かりやすく解説します。

とりわけ周囲よりも際立って見えることを「目立つ」といいます。

「目立つほど演奏がうまい」といえば、かなり美しい音色を奏でられるといえるのです。

悪い意味で使うときは、「動きがずれていて目立つ」と周囲の足を引っ張る行為で注目を集めてしまいます。

もう一方の「引き立つ」は、香りや魅力など魅力的なものが一段と良い意味で際立つという意味で使うのです。

「目立つ」の例文

・『店の前でお喋りする2人の男子学生の姿は目立つ』
・『艶やかな振袖を着た中にスーツ姿の娘は目立つ』

「引き立つ」の例文

・『皮を擦ると柑橘系の香りが一段と引き立つ』
・『花柄を手前にして並べた壷は一層引き立つ』

まとめ

「立つ」を使っていますが、動きや発言で注目を浴びるか、香りや魅力が一層引き出されるとの違いがあります。

どのような動きするか、状態を調べて比較してみるでしょう。