「負担」と「迷惑」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「負担」と「迷惑」の違いとは?言い換え

この記事では、「負担」「迷惑」の違いを分かりやすく説明していきます。

「負担」とは?

負担とは責任を負うこと、心の重しになっている問題を指します。

「負」には背負う、受けるという意味があり「担」は自分の責任として、引き受ける様子をあらわします。

係を引き受けた時の責任に対する重圧、心の引っ掛かりをあらわすのが「負担」です。

「負」というマイナスの表現が付いているように、やや後ろ向きな状況を示しています。

積極的ではないもの、しぶしぶと引き受けている任務、仕事のストレスをあらわします。

「迷惑」とは?

迷惑とは、不愉快に思うことをいいます。

自分以外の第三者の行動に使われることが多く「ゴミのポイ捨ては迷惑だと思う」「タバコの煙が、迷惑に感じる」と用いられています。

迷惑には「迷う」という漢字が入っていますが、この場合の「迷」は、常識はずれの行動に対する心の迷いをあらわします。

非常識な行動に悩んで、嫌だなと思うことが「迷惑」といえるでしょう。

「負担」と「迷惑」の違い

「負担」「迷惑」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも「嫌だなと思う」マイナスの心をあらわしています。

嬉しい、楽しいとは真逆の感情です。

負担は自分が請け負っている仕事がいそがしく、心が疲れている状態をあらわします。

「今すぐこの係をやめてもいい」と思ってしまう、つらい状況を指します。

一方で迷惑は自分ではない別の人が、非常識な行動をとってストレスに感じる時に使います。

「負担」の例文

・『PTAの仕事が思ったよりも過酷で、負担に感じられました』
・『役員の皆様の負担にならないよう、こちらも協力いたします』

「迷惑」の例文

・『ご迷惑をおかけして、申し訳ございません』
・『コンビニ前の路上駐車が、ひどく迷惑に思えました』

まとめ

「負担」「迷惑」について解説しました。

どちらも不快に思うことをあらわします。

負担は自分が引き受けている係や役職が、大変に感じることをいいます。

一方で迷惑は自分以外の、第三者の行動に困惑する様子をあらわします。

違いを覚えておきましょう。