この記事では、「その日」と「あの日」の違いを分かりやすく説明していきます。
「その日」とは?
話している内容に関連した、とある日を意味する言葉です。
話し手と聞き手の両者が、共通認識をもっているケースや、話の流れで明らかになったことに対して、使用すると考えられます。
また、「その日」は基本的に、過去だけでなく、未来の日にちを指すこともあると言えるでしょう。
「あの日」とは?
話し手が、特別に思っている、過去のとある日を意味する言葉です。
話し手と聞き手が、共通の認識を持っていない場合でも使用します。
あくまで、話し手が覚えており、その思いや感情が強く伝わるケース使用すると考えられます。
また、「あの日」は、「その日」とは異なり、過去のある日にちのみを指す言葉だと言えるでしょう。
「その日」と「あの日」の違い
「その日」と「あの日」の違いを、分かりやすく解説します。
「その日」と「あの日」の違いとしては、話し手と聞き手の共通知識や距離感で、変化するという点が挙げられます。
「その日」は、話し手と聞き手が、同じ認識を共有している日を表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「あの日」は、話し手と聞き手が、どちらも知っている日や、過去に起こった何か特別な日を表現する際に使用する言葉です。
このように、「その日」と「あの日」は、全く同じ日を示すケースも考えられますが、ニュアンスが異なると言えます。
その中で、「その日」は、話題に則っているのに対し、「あの日」は話し手の感情や思い出を伝えるために使用すると言えるでしょう。
「その日」の例文
・『私が大切なもの全てを失ったその日は、珍しく嵐の日だった』
・『その日は私の人生にとって劇的な1日だったので、今でも忘れられない』
「あの日」の例文
・『あの日は、私たちが結婚した日なので、今でも美しい思い出として残っている』
・『私はあの日の出来事を後悔しており、これはきっと永遠に忘れられないだろう』
まとめ
「その日」と「あの日」は、基本的に、過去の日を表現する際に使用する言葉ですが、ニュアンスや使用されるシーンに少し違いがあります。
「その日」は、話し手と聞き手の両者に関連した日を表現する言葉です。
その一方で、「あの日」は、話し手が思い出す日であり、また、未来を指す日でもあります。
あくまで、話し手が知っているというニュアンスを含むと言えるでしょう。