この記事では、「それで」と「だから」の違いを分かりやすく説明していきます。
「それで」とは?
以前に話した事実が原因となって生まれた結果を、後に話す際に使用する接続詞を意味する言葉です。
また、「それで」という言葉は、以前の話題から、他の話題に変えたり、していた話を先に進めたりする際にも使用すると考えられます。
「だから」とは?
以前に話した事実が理由となり、その物事に対する考え方を、後に話す際に使用する接続詞を意味する言葉です。
また、「だから」という言葉は、以前に話した事実を際立たせたり、相手に警告する気持ちを促したりする際に使用されると考えられます。
「それで」と「だから」の違い
「それで」と「だから」の違いを、分かりやすく解説します。
「それで」と「だから」は、共に、以前の文の内容を原因とし、後の文の内容を繋げる言葉ですが、使用される場面やニュアンスに違いがあります。
「それで」は、以前の文の内容が事実だという前提を元に、その影響や結果を後の文で表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「だから」は、以前の文の内容が原因であることを強調し、その際のジャッジや結論を、後の文で話すことを表現する際に使用する言葉です。
このように、「それで」と「だから」の違いとしては、以前の文の内容が事実か理由かという点が挙げられます。
「それで」の例文
・『彼女は今回の会議では、何の意見もなかった。それで、終始黙っていることにした』
・『彼は彼女のことを心の底から愛している。それで、プロポーズする計画を立てている』
「だから」の例文
・『彼は天才だから、何をやってもきっと上手くいくはずだ』
・『彼女はわがままだから嫌われていると思う』
まとめ
「それで」と「だから」の違いは、以前に述べた事実に対し、後に述べる物事が本当に、事実であるか否かによって使い分け可能だと考えられます。
あくまで、事実を述べる際は「それで」を使用し、意見を述べる際は、「だから」を使用すると言えるでしょう。