この記事では、「ぼんやり」と「ぼやける」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ぼんやり」とは?
物の形がはっきり見えず、かすかに見えることを「ぼんやり」といいます。
色も赤か橙色だと見分けがつかないのです。
それほど色や形がしっかり見えないさまを表すのです。
このようなところから「頭がぼんやりしていた」と記憶がはっきりしない様を伝えます。
また、記憶も曖昧でよく覚えていないと状態を表します。
このように、視界だけではなく、頭や記憶といったものがはっきりしていないと言えるのです。
「ぼやける」とは?
目の前に見えるものがぼけた感じに見えることを「ぼやける」といいます。
はっきり見えず、ぼけて見えると伝えられるのです。
使い方としては、「顔がぼやける」と言ってぼんやりと見えて、はっきりしない姿に見えてしまいます。
おぼろげに見えるとも使われていますが、まるで霧がかかったように見えるところが苛立つのです。
このような意味から、「涙で視界がぼやける」といった使い方ができます。
「ぼんやり」と「ぼやける」の違い
ここでは「ぼんやり」と「ぼやける」の違いを、分かりやすく解説します。
色も曖昧、形すら丸だか三角であるかも分からない状態に見えることを「ぼんやり」といいます。
かろうじて見える状態であり、はっきりと見えていないと言えるのです。
もう一方の「ぼやける」は視界がはっきりせず、見え難くなってしまったと伝えられます。
目を酷使して疲れると視界がぼけてしまうという状態とも伝えられるのです。
使い方としては、「外をぼんやりと眺める」といって、なんとなく窓の向こうに視線を向ける行為を表します。
「ぼんやり」の例文
・『ぼんやりする姉に事情を聞けば、彼氏と別れたという』
・『アルバイトしながら大学に通う彼は講義の間もぼんやりしていた』
「ぼやける」の例文
・『ぼやける視界をすっきりさせるには、目薬をさすのも良い方法だ』
・『中年になって視界がぼやける原因には白内障の疑いがある』
まとめ
視界がぼうっとしている状態を伝えられますが、どういった違いがあるかに目を向けて、うまく使い分けてみる工夫してみましょう。