物事の真ん中を表す言葉には「中心」や「中核」があります。
この記事では、「中心」と「中核」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中心」とは?
「中心」は物事や位置などの真ん中を表す言葉であり、中央を表す時にも使います。
「中心」はこれ以外にも重要な位置にある人や物、重心などを表す時にも使うことが可能です。
「中心」は英語で“center”や“core”であり、カタカナ語である「センター」や「コア」は色々な場面で使われています。
「自己中心的」とは物事に対して自分中心に考えることを表す言葉であり、わがままや身勝手というネガティブな意味を持ちます。
「中核」とは?
「中核」とは物事や組織の重要な点や「中心」、核心を表す言葉です。
「中核市」とは政令によって指定された人口30万人以上の都市を示す言葉であり、様々な計画や業務、事務を独自にすることが可能です。
「中核病院」とは地域医療の中核を担っている病院を示す言葉であり、専門的な治療や検査が可能となっています。
「中核派」は日本の政治団体を示す言葉であり、過激派として警察から監視されているのが特徴です。
「中心」と「中核」の違い
この2つはどちらも物事の真ん中や重要な点を表す言葉です。
「中心」は物事以外にも場所や地形、図形などの真ん中や重要な人を表す時にも使います。
「中心」の例文
・『そのチームの中心メンバーが喧嘩したと聞いたので監督はすぐさま全員を集めました』
・『この計画の中心となっている実験は倫理的な観点から見ておかしいところがあるので、監査が必要です』
「中核」の例文
・『中核となっている組織を調べたところ、金銭面の流れが怪しいことに気づきました』
・『救急車で運ばれたのは中核病院であり、精密検査を複数受けました』
まとめ
「中心」は物事の真ん中や重要な人を表す言葉であり、色々な場面で使われています。
「中核」は物事の真ん中や重要な組織を表す言葉です。