色々なことを考えることやそれを外に出すことを表す言葉には「思案」や「考案」があります。
この記事では、「思案」と「考案」の違いを分かりやすく説明していきます。
「思案」とは?
「思案(しあん)」とは色々なことを考えることや思いを巡らせることを表す言葉です。
「思案」は具体的な考えから漠然とした思いなど色々な場面で使うことが可能です。
「思案」はこれ以外にも心配や不安、物思いを表す時にも使います。
この意味の「思案」は「引っ込み思案」という言葉で有名であり、この場合の読み方は「じあん」になります。
「引っ込み思案」は内向的な性格や消極的な態度を表す時に使うことが可能です。
「考案」とは?
「考案」とは色々と考えたり工夫して外に出すことを表す言葉です。
「考案」は考え抜いて出すことを表す言葉であり、仕事や業務、創作など色々な場面で使われています。
「考案」の類義語には「発案」がありますが、こちらは案を出すことや議案を提出することを表します。
「考案者」は物事を起こすきっかけを作った人を表す言葉です。
「思案」と「考案」の違い
「思案」は物事を考えることや思いを巡らすことを表す言葉であり、散漫とした物思いにも使うことが可能です。
「考案」は工夫して考え出すことを表す言葉であり、仕事や創作などに使われています。
「思案」の例文
・『最近は本を読んで思案する時間が増えてきたので嬉しいです』
・『彼女は引っ込み思案でしたが大学になってからは明るく振る舞うようになりました』
「考案」の例文
・『彼が考案した改善点はかなり手間やコストを減らすことが可能なので、早速試してみることになりました』
・『漫画のキャラ考案するためにチャットで友人と深夜まで話し込んでいました』
まとめ
「思案」は色々な物事を考えることや思いを巡らすことを表す言葉です。
「考案」は色々と考えて案に出すことを表す言葉であり、具体的な回答や内容を出すのが特徴です。
