この記事では、「指摘」と「注意」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「指摘」とは?
どこがどのように問題があるか伝えることを「指摘」【してき】といいます。
例えば、店員が商品を並べるとき、もう少し客に商品の魅力が伝わるようにしてほしいと伝えるのです。
また、書類作成するとき欠点があればどこが悪いか指し示します。
使い方としては、過失があると「指摘された」と具体的に何があったか伝えるのです。
また、事実や矛盾点を明るみにして、解決するにはどのようにしたらいいか伝えます。
「注意」とは?
人や乗り物の動きに用心することを「注意」【ちゅうい】といいます。
例えば、自転車が走って来るときはぶつからないように警戒して歩いたり、人が多い場所では倒れて踏まれ、巻き込まれないように警戒して歩くのです。
また、凶暴な牛に近寄らない、倒壊しそうな家には近づかないといった警戒心を持つことが必要と「注意を促す」のも事故を未然に防ぐ点となります。
「指摘」と「注意」の違い
ここでは「指摘」と「注意」の違いを、分かりやすく解説します。
矛盾した部分や卑的な部分を取り上げて問題点を改善させることを「指摘」といいます。
子供と大人には味覚に違いがあると伝えたり、発展途上国には食料が必要と指し示して伝えるのです。
もう一方の「注意」は事故が起きそうな所では警戒心を持って行動すべきと促す意味があります。
また、作業に取り掛かるときは間違いやすい部分はとくに気を引き締めて行うといった意味で使うのです。
「指摘」の例文
・『被災地にはもっと灯油や水が必要だと指摘された』
・『新商品の機械に不具合があると客から指摘された』
「注意」の例文
・『柵が無いので、危険な池に落ちないよう子供に注意した』
・『講師が話す内容に注意深く耳を傾けて、記憶するのが重要だ』
まとめ
問題が起きないように、警告の意味も込めて使われています。
ただ、問題が起きたとき、どちらを使えばより相手の気持ちに働きかけられるか考えてみるといいでしょう。
