この記事では、「揉める」と「喧嘩」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「揉める」とは?
問題が起きたとき、相手とうまく仲直りできずに言い合いとなることを「揉める」【もめる】といいます。
話し合いで決着がつかず、ごたごたしたままの状態が続いてしまうのです。
使い方としては、「葬儀費用のことで兄弟が揉める」といって親が死んだときよく勃発する揉め事を取り上げます。
また、「夕食に何を作るか揉める」と家族間で些細な争いが勃発するのです。
「喧嘩」とは?
気に食わない相手と言葉で言い合ったり、殴り合って感情を吐き出すことを「喧嘩」【けんか】といいます。
「兄弟で激しい喧嘩する」といえば、気に食わないとき不満が怒りとなって表に出てしまうのです。
使い方としては、「道路で叔父さんが若い人と喧嘩している」と問題が起きたと伝えます。
このように、2人以上の人がいがみ合い、相手と争いする行為を指すのです。
「揉める」と「喧嘩」の違い
「揉める」と「喧嘩」の違いを、分かりやすく解説します。
職場内でうまく話し合いができないとき、従業員同士で意見がぶつかり合って決着がつかないことを「揉める」といいます。
「内輪で揉める」といえば、本来ならあってはいけない困った問題が起きていると伝えられるのです。
もう一方の「喧嘩」は憎みあう者同士で苛立つ気持ちを言葉でぶつけ合ったり、暴力を振るいます。
「揉める」は暴力こそ振るいませんが、うまく話がまとまらない状況を指し、「喧嘩」は相手への苛立ちを抑えられないときに見られる行為です。
「揉める」の例文
・『球がこないので練習が思うようにできず、部員同士で揉める』
・『被災地で寝床が思うように確保できない住民同士が揉める』
「喧嘩」の例文
・『喧嘩ばかりする姉妹を別々に住まわせて問題を解決した』
・『でかい顔で道を歩く先輩と喧嘩して勝ち、言うことを聞かせた』
まとめ
苛立つ相手とうまく関係性が築けない者の間で起こるいざこざを指しますが、意味に違いがあります。
どのような問題が起きたときどういった状況になるか調べてみるといいでしょう。