「本当」や「本来」は似たような意味で使われる言葉ですが、実際には意味が違います。
この記事では、「本当」と「本来」の違いを分かりやすく説明していきます。
「本当」とは?
「本当」とは嘘や偽りがないことや実際にそうであることを表す言葉です。
「本当」はこれ以外にも物事や商品などが本物であることや本来の道筋であることを表します。
「本当」は英語で“truth”や“fact”、“reality”であり、これらはカタカナ語としても有名です。
カタカナ語である「リアル」は「本当」という意味で使われていますが、英語の“real”は形容詞であり「本当の」という意味になります。
「本来」とは?
「本来」とは物事が元々そうであることを表す言葉です。
「本来」はこれ以外にもそれが当たり前だという意味やすべきだという意味でも使うことが可能です。
「本来」の類義語には「元来」がありますが、こちらは最初からそういった状態であるという意味で使います。
「本来」の類義語には「基本的」や「根本的」、「元より」、「天然」、「生まれつき」などがあります。
「本当」と「本来」の違い
「本当」は嘘や偽りがないことや実際にそうであること、本物を表す言葉です。
「本来」は物事が元々そうであるという意味で使われる言葉であり、この意味からそれが当たり前という意味でも使われるようになりました。
「本当」の例文
・『本当は行きたくなかったのですが迷惑になると思ったので飲み会に参加しました』
・『本当は知らない都市伝説というシリーズの本が好きであり、最近はオカルトも好きになりました』
「本来」の例文
・『本来人間は動物的な欲望を持っており、これを押さえつけるのは難しいと思っています』
・『本来ならば彼女が来るはずだったのですが、病気になったのでシフトを変わってもらいました』
まとめ
「本当」は嘘や偽りがないことや本当を表す言葉であり、カタカナ語では「リアル」と表現します。
「本来」は元々そうであることやそれが当たり前という意味があります。