「初見」と「所見」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「初見」と「所見」の違いとは?言い換え

この記事では、「初見」「所見」の違いを分かりやすく説明していきます。

「初見」とは?

「初見」とは今まで見た経験がないことです。

読んで字の如く初めて見たことと言えます。

またその初めて見たものを指して使うこともある言葉です。

物質に対しても生物に対しても使われる言葉であり、歴史的に初めて目にするものということもあれば、他の人が見たことはあっても自分は見た経験がないもの、初対面の人や動物など何を初めて見たのかは問いません。

「所見」とは?

「所見」とは見たものに対する考えや意見です。

何らかの事柄を目にして、それがどういうものなのかという考えや、こういうことだろうという判断を指します。

一応その見た物事自体を指す意味もありますが、その見た物事自体やそれを見るという行為ではなく、それを見て浮かんだ考えを指して使うことがほとんどです。

「初見」と「所見」の違い

「初見」「所見」の違いを、分かりやすく解説します。

初めて見ることや初めて見た物事が「初見」で、見たものに対する意見や判断が「所見」です。

「初見」は見た物事や見るという行為を指して使う言葉ですが、「所見」は見る行為という意味も持つものの基本的にはそういった行為や見た物事自体を指すのではなく、何かを見たことでそれに対して浮かぶ考えを指します。

「初見」の例文

・『このような状態になるのは初見の出来事だ』
・『初見の問題には経験で対処することになる』

「所見」の例文

・『この事例に関しての所見を述べる』
・『お医者さんの所見によれば大した病気ではないそうだ』

まとめ

「初見」「所見」は一文字違いで読みの音は同じですが、意味は全く違います。

「初見」は字面からして初めて見ることという意味がわかりやすいですが、「所見」の方もそれを見た所なんと思ったかというように文字と意味を関連付けて覚えると意味を覚えやすく間違いにくくなるでしょう。