この記事では、「商談」と「交渉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「商談」とは?
商談は「しょうだん」と読みます。
ビジネスの場でよく使われる、大人の社会人のための熟語です。
「商いについての談話」と書き表せるので、おもに自社のサービスを売り込む話し合い、または相手先企業の商品についてやり取りを交わす場をいいます。
同じテーブルに関係者同士が顔を合わせることで、電話やチャットでは得られない、貴重な時間を過ごすことができます。
契約や購入について、より具体的な話をする場が商談といえるでしょう。
「交渉」とは?
交渉は「こうしょう」と読みます。
ある問題やある事柄について、先方と話をすることをいいます。
掛け合いという意味の「談判」が、交渉とよく似たニュアンスをもつ熟語です。
もともと「交」は交わり、お付き合いをしめす漢字。
また「渉」は広く見聞きすること、向こう岸に渡ることという意味があります。
そのため難しい相手とかけあって、向こう岸にわたるように解決の糸口を見つけるのが交渉です。
「商談」と「交渉」の違い
「商談」と「交渉」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもビジネスパーソンなら抑えておきたい熟語です。
線引きが難しい言葉のひとつで、現役で働いているビジネスマンの方も、はっきりと説明できる方はごく少数に限られています。
「商談」は2者以上が話し合いのため席につくことをいいます。
また「交渉」も2者以上の話し合いを指しますが、国家や自治体などより大きな単位の話し合いも「交渉」といいます。
ニュアンスの差を覚えておきましょう。
「商談」の例文
・『14時から商談の予定があり、会議室を抑えています』
・『先方との商談は、8割がた上手くいきそうです』
「交渉」の例文
・『今年の賃上げ交渉が、ついに始まりました』
・『交渉人の彼は、多くの会社から指名を受けています』
まとめ
「商談」と「交渉」の差を解説しました。
気になる表現を学んで、日常生活に生かしていきましょう。
