この記事では、「相似」と「類似」の違いを分かりやすく説明していきます。
「相似」とは?
形や性質が、お互いに似ているさまを意味する言葉です。
「相似」という言葉は、数学という分野においては、同じ形の図形で大きさが、異なる関係にあることを表現すると考えられます。
また、「相似」は、ジャンルや分類にとらわれることなく、見た目や特徴が似ているものを表す際に使用すると言えるでしょう。
「類似」とは?
似通っていることや、よく似て紛らわしいことを意味する言葉です。
「類似」という言葉は、似ているものの対象が、形状だけではなく、色や状況や症状など多岐に渡ると考えられます。
また、「類似」は、2つのものは同じものではないと定義できますが、共通点が2つ以上あることが必要だと言えるでしょう。
「相似」と「類似」の違い
「相似」と「類似」の違いを、分かりやすく解説します。
「相似」と「類似」の違いとしては、ジャンルや分類にとらわれるかどうかと、共通点の数や程度にあると言えます。
「相似」は、ジャンルや分類にとらわれることなく、見た目や特徴が似ているものを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「類似」は、ジャンルや分類にとらわれず、共通点が2つ以上あるものを表現する際に使用する言葉です。
このように、「相似」は、形や性質が非常に似ていることを強調し、「類似」は、似ていることを客観的に述べると言えるでしょう。
「相似」の例文
・『描かれている図形と、相似の関係にある図形を見つけるという問題が、数学のテストで出された』
・『図形だけでなく、絵画でも、相似の関係性にあるような作品も存在する』
「類似」の例文
・『この国には、ブランド品の類似品が広く出回っているので、怪しげなお店で買い物はしないほうが良い』
・『類似している人間は存在するが、全く同じ人間は存在しないと思う』
まとめ
「相似」と「類似」は、似たような意味をもつ言葉ですが、ニュアンスや使用される場面に違いがあります。
一般的に、「相似」は形や姿が非常によく似ていることを意味し、「類似」は共通点や類型があることを意味すると言えるでしょう。
