この記事では、「傲慢」と「強欲」の違いを分かりやすく説明していきます。
「傲慢」とは?
傲慢とは、おごり高ぶって人を見下したり礼儀を欠いたりすることをいいます。
傲慢と書いて「ごうまん」と読みます。
傲慢の「傲」には、「思いあがる、おごる、人を見下す」といった意味があり、「慢」にも「他をみくびっておごる」といった意味があります。
傲慢は、他人に対して見下すような態度で接することを表しています。
「強欲」とは?
強欲とは、非常に欲深いことやその様子のことをいいます。
強欲と書いて「ごうよく」と読みます。
何としてでも自分の欲望を満たそうとしたり、際限なく何でも欲しがったりすることを表したりします。
「欲」には「ほしがること」という意味がありますが、強欲という場合には金銭的な欲を指すことが多いです。
「強欲な態度」や「強欲な人」といった使い方をします。
「傲慢」と「強欲」の違い
傲慢も強欲もネガティブな意味で用いられる言葉です。
傲慢はおごり高ぶって人を見下すことで、強欲は非常に欲が深いことをいいます。
傲慢は他人に対する態度を表しており、強欲はその人の性質を表しています。
「傲慢」の例文
・『彼女の何でも自分の思い通りになるというような傲慢な態度が許せない』
・『振り返ってみると若い頃の自分は傲慢で、平気で人を傷つける言葉を口にしていた』
・『彼の傲慢さは少しましになってきたように思う』
「強欲」の例文
・『2人きりの兄弟だが、兄が強欲なのできっと相続では揉めるだろう』
・『雇い主が強欲で、従業員はサービス残業をさせられている』
・『彼がこんなに強欲だとは思わなかった』
まとめ
傲慢も強欲もネガティブな意味で用いられる言葉です。
傲慢はおごり高ぶって人を見下したり礼儀を欠いたりすることで、強欲は非常に欲が深いことやその様子のことをいいます。
傲慢は他人に対する態度を表すことが多く、強欲は人の性質を表すことが多いです。
