この記事では、「几帳面」と「真面目」の違いを分かりやすく説明していきます。
「几帳面」とは?
几帳面は「きちょうめん」と読みます。
他の人が気にしない点もきっちりと見ていて、曲がった所がない気質をいいます。
神経が細やかなことをいうので、例えばアルファベット順に資料を並べている、机の上が綺麗、バックの中が片付いている、このように綺麗好きの習性がある人を几帳面といいます。
もともと「几帳」は平安時代の貴族が用いていた、ついたてをいいます。
美しい絵や細やかな装飾が特徴的で、細部にわたって造りがしっかりしているため、細かい所まで手を抜かない人のことを「几帳面」と呼んでいます。
「真面目」とは?
真面目は「まじめ」と読みます。
とても誠実で、人として信頼のおける人物をいいます。
勉強や仕事に熱心に取り組むという意味があり「真面目な人」というと、遊びほうけていないで勉学に取り組める人をいいます。
反対に真面目さに欠ける人は「不真面目」といいます。
浮ついていて信頼のおけない人、勉強や仕事も中途半端で、いい加減な人を指します。
そのため一本気にがんばれる人が「真面目」といえるでしょう。
「几帳面」と「真面目」の違い
「几帳面」と「真面目」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも三文字の漢字のため、似ているように思えます。
几帳面は神経が細やかで綺麗好き、汚れていることや乱れていることが嫌いな、潔癖症をいいます。
一方で真面目は一生懸命に取り組める、誠実な人柄をいいます。
「几帳面」の例文
・『几帳面な性格なので、毎日掃除をしないと気が済みません』
・『几帳面な気質を活かして、会計監査の仕事に就いています』
「真面目」の例文
・『真面目にコツコツと続けていれば、必ず成功します』
・『真面目で優しいあの人は、どこに行ってもモテています』
まとめ
「几帳面」と「真面目」の差を学びました。
言葉のすそ野を広げて、語彙力のトレーニングをしていきましょう。