「相互」と「双方」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「相互」と「双方」の違いとは?言い換え

この記事では、「相互」「双方」の違いを分かりやすく説明していきます。

「相互」とは?

「相互」(そうご)とは、「一つの事柄に関わっている二つ以上の人・集団がお互いに」を意味している言葉です。

「相互」というのは、「お互いに影響を与え合っているさま」も意味しています。

「相互」「相互作用・相互依存」などの熟語で使われているように、「二人以上の人(二つ以上のもの・集団)がお互いに影響を与えていること」を示唆しているのです。

また「お互いに同じことをしている」も含意しています。

「双方」とは?

「双方」とは、「一つの物事や行為に関係している人・モノの両方」を意味している言葉です。

「双方」というのは、「二人の人や二つのモノ(集団)が対立したり競合したりする関係にある」を前提にしていることが多い言葉です。

「双方」の言葉には、「一つの物事に関わっているこちらとあちら」といった意味のニュアンスがあります。

「双方」「二人(二つ)の利害関係が対立しているこちらとあちら」を示しています。

「相互」と「双方」の違い

「相互」「双方」の意味の違いを、分かりやすく解説します。

「相互」「双方」の違いは、「相互」「二人以上の人・モノ・集団を含んでいること」がありますが、「双方」は基本的に「こちらとあちらの二人(二つのモノ・集団)」を指していることにあります。

また、「相互」「お互いに影響を与え合っていること」に意味の重点が置かれています。

一方で「双方」は、「相互作用」よりも「二人の人(二つのもの)の間に立場・利害・属性などの違いがあること」に意味の重点が置かれているという違いも指摘できます。

「相互」の例文

・『親友の彼女とは、相互に協力できる関係を中学生の頃から長く維持してきました』
・『私は恋人のことを愛していたというよりも、中毒的な相互依存の状態から抜け出すことができなかったのです』

「双方」の例文

・『双方の言い分を聞かないと、今の時点ではどちらが悪いのかを断言することはできません』
・『双方の長所と短所を十分に分析して理解した上で、どちらのスマホを買うのかを決めたいと考えています』

まとめ

この記事では、「相互」「双方」の意味の違いを詳しく解説しましたがいかがでしたか「相互」「双方」の意味の違いや例文を知りたいときはチェックしてください。