「負ける」と「敗れる」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「負ける」と「敗れる」の違いとは?言い換え

この記事では、「負ける」「敗れる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「負ける」とは?

負けるとは、戦ったり争ったりした結果として力の劣った立場になることをいいます。

「試合に負ける」といった使い方をします。

また、他と比べて劣っていたり劣勢であることを指す場合も意味もあります。

それから「誘惑に負ける」というように、欲望や働きかけを抑えられない状態になることを指したりもします。

その他にも「ギャンブルで負ける」といった場合には金銭を失うことを表しており、「負けてあげる」といった場合には値段を安くすることを表すなど様々な意味があります。

「敗れる」とは?

敗れるとは、戦いや競技などで相手に対抗しきれずに屈服することをいいます。

勝負などで負けることを表しています。

「試合に敗れる」といった使い方をします。

あまり日常の事柄には用いられません。

「負ける」と「敗れる」の違い

負けるも敗れるも、戦いや競技などで力の劣った立場になることを表しています。

負けるの方が幅広い意味で用いられています。

敗れるは戦いや競技などで用いられます。

「試合に敗れる」「試合に負ける」に言い替えられます。

「負ける」の例文

・『トーナメント戦なので、この試合に負けるとそこで終わってしまいます』
・『彼は算数が非常に得意なので、計算問題でクラスメイトに負けることはないと思います』
・『この戦争に負けると領土を奪われてしまうので必死に戦っています』

「敗れる」の例文

・『優勝候補が初戦で敗れるという波乱が起きました』
・『横綱が敗れるとは思っていませんでした』
・『1点もとれずに敗れるなんて悲しいです』

まとめ

負けるも敗れるも、戦ったり争ったりした結果力が劣った立場になることを表しています。

負けるの方が幅広い意味で用いられており、敗れるは戦いや競技などに限られます。

負けるには、欲望を抑えられない状態になることや金銭を失うこと、値段を安くすること等を指す場合もあります。