「俯瞰」と「客観」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「俯瞰」と「客観」の違いとは?言い換え

この記事では、「俯瞰」「客観」の違いを分かりやすく説明していきます。

「俯瞰」とは?

俯瞰とは、高いところから見下ろして眺めることをいいます。

「街並みを俯瞰する」といった使い方をします。

また、広い視野で物事を見たり考えたりすることを指す場合もあります。

誰かの立場に立つわけではなく、全体を広く考えるのが俯瞰になります。

「客観」とは?

客観とは、当事者ではなく第三者の立場で物事を捉えたり考えたりすることをいいます。

また、その様子のことは客観的といったりします。

客観よりも客観的を使うことが多いです。

それから客観には、心の働きや考えから離れて外部に存在する対象のことを指す場合もあります。

「俯瞰」と「客観」の違い

俯瞰は広い視野で物事を見たり考えたりすることで、客観は第三者の立場で物事を捉えたり考えたりすることです。

俯瞰は誰かの立場に立つわけではありません。

それに対して客観は、自分ではない第三者の立場になって考えます。

俯瞰は全体を見るというニュアンスが強く、客観は自分の考えを離れて見るというニュアンスが強いです。

また、俯瞰には高いところから見下ろすという意味もあります。

「俯瞰」の例文

・『自分自身を俯瞰して見ることができる人は少ないと思います』
・『大掛かりなプロジェクトを進行するには全体を俯瞰することが大切です』
・『山の上にある展望台からは美しい景色を俯瞰することができます』

「客観」の例文

・『自分自身のことを客観しないといけません』
・『裁判では客観的な証拠の有無が重要になります』
・『客観的に見ると今後も赤字が膨らんでしまうので、店を閉めることを検討した方がいいと思います』

まとめ

俯瞰は広い視野で物事を見たり考えたりすることで、客観は自分ではない第三者の立場に立って物事を見たり考えたりすることを表しています。

俯瞰は誰の立場に立つわけでもなく全体を見るというニュアンスが強く、客観は自分の考えを離れて見るというニュアンスが強いです。