「誘導」と「案内」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「誘導」と「案内」の違いとは?言い換え

この記事では、「誘導」「案内」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「誘導」とは?

人を安全な場所へ導く行動を「誘導」【ゆうどう】といいます。

例えば、火災が起きたときは煙や火に巻き込まれないように人々を誘って安全な場所に導くのです。

使い方としては、「逃げ惑う村人を落ち着かせてから誘導した」と誘い、正しい方向へ自分が率先して連れて行きます。

このように、意図的に現場へ連れて行く、人をうながす意味で使うわけです。

「案内」とは?

建物の位置が分からない人に正しい場所を伝えることを「案内」【あんない】といいます。

例えば、博物館がある場所はこの道を曲がった所にあると自らが先に立って教えるのです。

使い方としては、「教習所までの道を案内した」と行き先に行く道順を知らない人に対して教えてあげる行為を指します。

このように、「案内を請う」といって、事情を知らせるという意味でも使われている言葉です。

「誘導」と「案内」の違い

ここでは「誘導」「案内」の違いを、分かりやすく解説します。

路頭に迷う人々を安全な場所へ導くことを「誘導」といいます。

地震にあった被災者が安全に避難できる場所まで知識がある人が「誘導」するのです。

もう一方の「案内」は目的地がどこにあるか分からない人に対し、場所が分かる者が行く道順を正しく伝えます。

また、現地でどのような状況になっているか知りたい人に細かく様子を知らせるという意味でも使うのです。

「誘導」の例文

・『雷が落ちない場所に子供たちを誘導して待機させた』
・『誘導員は高齢者を施設内まで連れて行った』

「案内」の例文

・『案内係に恐竜展示コーナーに行く順路を聞いた』
・『地元料理を出す店まで案内してもらった』

まとめ

どのように行けばいいか相手に聞くという点は同じですが、状況により使い方が違ってきます。

どういった場面で使えばいいかを考えて使い分けてみるといいでしょう。