多くの人が集まっていることを表す言葉には「集団」と「群衆」があります。
この記事では、「集団」と「群衆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「集団」とは?
「集団」とは人や物、動物などが集まって一つになることや固まっていることを表す言葉です。
「集団」は英語で“group”であり、カタカナ語である「グループ」も色々な場面で使われています。
「集団競技」とはチームになって競い合う競技を表す言葉であり、チームスポーツと呼ばれています。
「集団」は特定の目的を持っていたり協力する一団を表す時にも使うことが可能です。
「群衆」とは?
「群衆」とは人が群がり合っていることを表す言葉であり、色々な場面で発生します。
「群衆」は英語で“crowd”や“mob”と書き、特定の「群衆」が一斉に活動することはフラッシュモブと呼ばれています。
「群衆」は一定の場所に人が大勢集まることを表す言葉であり、特別な目的を持たないものや騒ぎが大きくなってトラブルが発生する可能性があるのが特徴です。
「群衆」は「群集」と書くことが可能であり、こちらは「群集心理」という言葉で有名です。
「集団」と「群衆」の違い
この2つはどちらも人が特定の場所に集まることを表す言葉です。
「集団」は様々な目的に基づいて集まる人々を表す時に使われる言葉であり、「群衆」は目的もなく集まった人々を表す時に使うことが可能です。
「集団」の例文
・『集団行動で守るべきルールはとても大切であり、学校ではこれをしっかりと学びます』
・『お店が開店してからすぐに大勢の集団がやってきてプレミア品を買っていきました』
「群衆」の例文
・『イベント時の群衆はコントロール不可能なことが多く、警察などが警備することも多くなりました』
・『群衆の心理を研究した論文はかなり多く、様々な対策が生み出されています』
まとめ
「集団」は目的を持って集まる人々を表す言葉であり、「群衆」は一定の場所に群がる人々を表す言葉です。