「批判」と「指摘」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「批判」と「指摘」の違いとは?言い換え

この記事では、「批判」「指摘」の違いを分かりやすく説明していきます。

「批判」とは?

「批判」とは間違っていることや欠点を指し示すことや、悪いものや良くないものだと評価することです。

元々は良し悪しは関係ない言葉でしたが、現在は悪い評価や問題点を指し示すなどネガティブな意味でだけ使われます。

また問題点を挙げて示す場合であっても善意から教えるようなものではなく、否定的なスタンスの上でそうすることを指す言葉です。

「指摘」とは?

「指摘」とはなにかを指し示すことです。

指し示すことは間違いや欠点のような悪いことだけでなく、気を配るべき重要なポイントを教えることも指します。

またどんな意図があってそれを示したり教えるかも問わず、善意から気をつけたり改善するよう注意することも含みますが、悪意からこういう所がダメだとダメ出しすることも含む言葉です。

「批判」と「指摘」の違い

「批判」「指摘」の違いを、分かりやすく解説します。

悪いものだと評価したり問題点を指し示すことが「批判」で、なにかを指し示すことが「指摘」です。

「批判」は否定的なスタンスから悪い点を挙げることで対象を否定していますが、「指摘」は否定的だからではなく善意からすることもありますし、指し示すものも悪い点だけとは限りません。

「批判」の例文

・『つまらなかった映画を批判する』
・『政治家の不祥事について批判が集まっている』

「指摘」の例文

・『誤字脱字を見つけて指摘する仕事』
・『専門家から安全対策が不十分との指摘があった』

まとめ

否定的なスタンスで相手の悪いところをあげつらうためにするのが「批判」で、善意か悪意かは問わずになにかを指し示すのが「指摘」になります。

「批判」は相手に対して否定的な感情から行われる「指摘」と言うこともできるので、それぞれが別の言葉というよりは「指摘」という行為の一種が「批判」という関係です。