この記事では、「気づく」と「気付く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気づく」とは?
以前まで気にしなかったことに意識が向き、物事の存在や状態を知ることを意味する言葉です。
「づ」をひらがなで書くのが一般的です。
これは、漢字で書くと「気付く」と間違えて読んでしまう可能性があるからだとされます。
また、漢字が多いと文章が固く・重たく感じられるので、ひらがなやカタカナを使ってもわかる言葉はなるべくかな書きするという現代日本語の主流の考え方にも沿っていることでも知られます。
「気付く」とは?
「気づく」と同様に、以前まで気にしなかったことに意識が向き、物事の存在や状態を知ることを意味する言葉です。
基本的に、漢字の「気付く」という表記が正式だと言われます「しかし、「気づく」と書いても間違いではないので、公用文で使用しても問題はありません。
「気づく」と「気付く」の違い
「気づく」と「気付く」の違いを、分かりやすく解説します。
「気づく」と「気付く」は、共に、気にしていなかったことに対して注意が向かうことを意味する言葉ですが、表記やニュアンスの違いがあります。
「気づく」は「づ」をひらがなで書き、「気付く」は「づ」を漢字で書きます。
どちらも正しい書き方ではありますが、公用文では「気付く」と記載することが一般的だと考えられます。
その一方で、教科書や本では、「気づく」が多く使用されます。
「気付く」を「きずく」と読み間違えないようにするためや、漢字が多いと文章が固く感じられるのを避けるためだと言えます。
「気づく」の例文
・『彼女は間違いに気づくと、途端に顔が真っ赤になってしまった』
・『なにかに気づく瞬間は、人によって全く異なる』
「気付く」の例文
・『彼が彼女に気付くと、笑顔になって声をかけた』
・『自分の行きたい道に気付くことによって、今後の人生の方針が定まった』
まとめ
「気づく」と「気付く」は、共に同じ意味の言葉ですが、表記の仕方には少し違いがあります。
どちらを使用するかは人それぞれですが、文章中の漢字の使用バランスを考慮したうえで、使用すると良いでしょう。
