「無礼」と「不敬」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「無礼」と「不敬」の違いとは?言い換え

人に対する礼儀を欠いていることや尊敬していないことを表す言葉には「無礼」「不敬」があります。

この記事では、「無礼」「不敬」の違いを分かりやすく説明していきます。

「無礼」とは?

「無礼」とは人に対する礼儀が欠けていることを表す言葉であり、同じような意味の言葉には「失礼」があります。

この2つでは「失礼」の方が一般的に使う言葉であり、さらに大きく礼儀が欠けている時に「無礼」を使います。

「慇懃無礼」とは言葉や態度があまりにも丁寧すぎて返って失礼になっていることを表す言葉です。

「無礼講」とは身分や立場などを抜きにして楽しむことを表す言葉であり、飲み会などで使われています。

「無礼千万」とはこの上ない失礼を表す時に使います。

「不敬」とは?

「不敬」尊敬の念を持っていないことや礼儀が欠けていることを表す言葉です。

「不敬」は皇室や貴族など身分が高い人に対する礼儀が欠けていることを表す時にも使うことが可能です。

「不敬罪」とは天皇や皇室に対する不敬の行為に対する罪であり、これは1947年に廃止されました。

「無礼」と「不敬」の違い

この2つはどちらも人に対する礼儀が欠けていることを表す言葉です。

「不敬」はこれ以外にも尊敬の念が欠けていることを表す時にも使います。

「無礼講」は会社の飲み会などで使われる言葉として有名です。

「無礼」の例文

・『無礼なことを承知で言いますが、このアイデアはターゲット層にまるで合っていません』
・『無礼講と言われても上司にはお酒を注がないといけない雰囲気なのは嫌ですね』

「不敬」の例文

・『その兵士は不敬罪に問われたこともあり、しばらく牢屋の中で生活しました』
・『不敬な態度が問われたこともあり、門下生は一週間庭の掃除を命令されました』

まとめ

「無礼」「不敬」は礼節や礼儀が欠けていることを表す言葉であり、色々な場面で使われています。

「無礼」の類義語には「失礼」「非礼」があります。