この記事では、「とても」と「非常に」の違いを分かりやすく説明していきます。
「とても」とは?
事柄や行為の程度が、一般的なものよりも大きいことを意味する言葉です。
話し言葉でよく使用されるやわらかい表現で、感情を表現したいときに使用します。
また、「とても」という言葉は、論文などの硬い文章には使用しないと言えます。
「非常に」とは?
「とても」と同様に、事柄や行為の程度が、一般的なものよりも大きいことを意味する言葉です。
書き言葉でよく使用される堅い表現だと言えます。
また、「非常に」という言葉は、客観的な事実や状態を表すときに使用し、感情的な言葉には向かないと考えられます。
「とても」と「非常に」の違い
「とても」と「非常に」の違いを、分かりやすく解説します。
「とても」と「非常に」は、共に、程度が甚だしいことを意味する言葉ですが、使用される場面やニュアンスには違いがあります。
「とても」は、話し言葉で、感情を表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「非常に」は、書き言葉で、客観的な事実を述べることを表現する際に使用する言葉です。
ちなみに、「とても」と「非常に」の程度の強さは、文脈によって異なりますが、一般的には「非常に」のほうが「とても」よりも強いと考えられます。
「とても」の例文
・『彼の作るオムライスはとても美味しいので、思わずほっぺたが落ちそうだ』
・『結婚式での彼女は、とても幸せそうな顔をしていた』
「非常に」の例文
・『彼女は非常に優しい人なので、周りの沢山の人たちから慕われている』
・『この問題は非常に難しいが、私は何とか解けた』
まとめ
「とても」と「非常に」は、共に、程度が高いことを意味しますが、使用シーンやニュアンスに違いがあります。
「とても」は話し言葉で、感情を表すことを表現する言葉です。
その一方で、「非常に」は書き言葉で、客観的な状態を表現する言葉です。
このように、同じ意味の文でも、「とても」はやわらかく、「非常に」は硬い印象を与えることでしょう。