「台付け」と「玉掛け」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「台付け」と「玉掛け」の違いとは?言い換え

この記事では、「台付け」「玉掛け」の違いを分かりやすく説明していきます。

「台付け」とは?

ロープやワイヤーで物体を固定する作業を意味する言葉です。

別名として「巻差し」「さつま」とも呼ばれます。

台付けロープは、両端がリング状になっているもので、ラックの荷台や置場などの台に荷物を締め付ける際に使用します。

基本的に、クレーンの玉掛け作業とは異なり、台付けワイヤロープは玉掛け作業には使用できません。

「玉掛け」とは?

工場や建設現場などにおいて、重い荷物をクレーンで持ち上げる際に、フックに荷物を掛けたり外したりする作業のことを意味する言葉です。

作業に携わるには、必ず資格(特別教育・技能講習の受講)が必要です。

「玉掛け」は、クレーンと密接に関係しており、クレーン運転と一緒に取得することによって、現場にて1人で作業可能になります。

「台付け」と「玉掛け」の違い

「台付け」「玉掛け」の違いを、分かりやすく解説します。

「台付け」「玉掛け」は、建築や工事現場などで使われる用語で、それぞれ異なる意味を持ちます。

「台付け」は、建物や構造物の基礎部分を作る際に、土台となるコンクリートブロックや鉄骨などを設置する作業のことです。

建物の基礎になる部分を整え、その上に構造物を支えるための台を設けます。

その一方で、「玉掛け」は、クレーンや吊り具を使って重い物を持ち上げる作業のことです。

建物の建設現場で鉄骨を吊り上げて組み立てる作業や、工場で大型機械を移動させる際にクレーンを使って持ち上げる作業のことを指します。

このように、「台付け」「玉掛け」は、建築や工事において異なる作業を指す用語だと考えられます。

まとめ

「玉掛け」は、クレーン等安全規則で差し込み回数が法で規定されています。

その一方で、「台付け」は、差し込み回数が定められておらず、玉掛け作業に使用すると編み込み部分が抜けて落下事故を引き起こす危険性があります。

それぞれ、建設や工事現場で重要な役割を占めるものなので、その違いを正しく理解しましょう。