この記事では、「従来」と「古来」の違いを分かりやすく説明していきます。
「従来」とは?
以前から現在に至るまでという意味をもつ言葉です。
過去から今まで続いていることや、今までのやり方や状況などを表現すると考えられます。
「古来」とは?
昔から今までという意味をもつ言葉です。
大昔から長きにわたって続いていることや、伝統的なことや由緒あることなどを表現すると考えられます。
「従来」と「古来」の違い
「従来」と「古来」の違いを、分かりやすく解説します。
「従来」と「古来」は、どちらも過去から現在までという意味をもつ言葉ですが、使用される場面やニュアンスに違いがあります。
「従来」は、比較的近い過去からのことを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「古来」は遠い昔からのことを表現する際に使用する言葉です。
このように、「従来」は現代に近い時代の状況や方法を示し、「古来」は歴史的な背景や文化を示すと言えます。
また、「従来」は変化や改善の前提として使用されることが多く、「古来」は継承や尊重の前提として使用されることが多いと言えるでしょう。
「従来」の例文
・『従来の方法論では、この問題を解決することが難しいので、新しい方法を考えることにしました』
・『お店をリニューアルしましたが、従来通り、午後は17時からオープンいたします』
「古来」の例文
・『古来の伝統的な方法に、いつまでも固執するのではなく、時には新しい方法を取り入れるべきだと思います』
・『古来の偉人たちは、とにかく働き詰めだったので、早死する人が多かったらしい』
まとめ
「従来」と「古来」は、共に過去から現在までを意味する言葉ですが、時間的なスパンやニュアンスが異なります。
「従来」は、単に過去から現在までを表すのに対し、「古来」は、大昔から現在までを表すと共に、伝統や由緒などの意味が含まれることが多いと言えるでしょう。