「応用」と「利用」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「応用」と「利用」の違いとは?言い換え

この記事では、「応用」「利用」の違いを分かりやすく説明していきます。

「応用」とは?

「応用」は、得ている知識や理論などを、様々なことにあてはめて実践していくという意味です。

その時の状況に合わせて、得ている知識や理論をもとに変化させて使っていきます。

「適用」と似ていますが「適用」は、決まっていること、規則をあてはめて使うだけなので変化させることはしていません。

「応用問題」という言葉がありますが、これは基礎知識を変化させて問題を解くということです。

「利用」とは?

「利用」は、今あるものを使って役立てていくことを意味します。

「利用」と似ている言葉に「使用」がありますが、「使用」の場合は、そのものの役割を果たす場合に使われていて、「利用」は特性を活かして役立たせるという違いがあります。

より便利に使えるようにすることが「利用」です。

「利用」は良い意味で使われるだけでなく悪い意味で使われることもあり、その例として「人を利用する」があります。

「応用」と「利用」の違い

「応用」「利用」の違いを、分かりやすく解説します。

「応用」は得ている知識や理論を本来の形とは違うように変化させて使うもので、「利用」は特性を活かして役立たせるということなので意味が異なります。

「応用」の例文

・『数学の応用問題を解く』
・『基礎をしっかりと学んでおけば応用が利く』

「利用」の例文

・『社員だけでなく地域の人も利用できる食堂』
・『大学内には学生が自由に利用できる図書館がある』

まとめ

「応用」「利用」の違いをお伝えしました。

「応用」は、得ている知識や理論を変化させるので、そのままの形ではありません。

変化させて活用し、問題を解決したりしていきます。

「利用」はそのものの特性を活かすので変化させることではありません。

この点が両者の違いとなってきますので、違いを理解して使い分けしてください。