この記事では、「皆さん」と「全員」の違いを分かりやすく説明していきます。
「皆さん」とは?
「みなさま」のややくだけた言い方です。
「みなさま」はその場にいる人や、かかわりのある人すべてを敬っていう語です。
また、多くの人に呼びかける言葉でもあります。
催し物を行うとき、開会式で代表の人があいさつをすることがあります。
そのあいさつで、会場にやって来ている人すべてに向かって言葉をかける意味で、「皆さん、こんにちは」のような使い方がされます。
これは呼びかけの使い方です。
「皆さんで召し上がってください」といった使い方もあります。
これは、品物を渡すときに使われる言葉です。
家族みんなで食べて欲しいといった意味です。
これは、その場にいる人やかかわりのある人すべてを指しています。
「全員」とは?
その集まりなどに属するすべての人という意味です。
たとえば、「全員集まりましたか」という使い方をします。
修学旅行でバスで移動をします。
これからバスに乗るところで、生徒がすべて集まっているかを先生が確認しています。
この場合の「全員」は、クラスに属するすべての人を指しています。
「全員で力をあわせる」という使い方もあります。
サッカーの試合を行います。
この試合に勝つために、チームに属するすべてのものと力をあわせていきたいです。
そのさまを表しています。
「皆さん」と「全員」の違い
「皆さん」と「全員」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、その場にいるすべての人や、かかわりのあるすべての人という意味で、後者は集団に属するすべての人という意味です。
その場にいる人、かかわりのある人が、集団に属しているとは限りません。
また、前者は呼びかけの際にも使われます。
「皆さん、元気ですか」と呼びかけで使われますが、「全員」はあまり呼びかけでは使われません。
まとめ
どちらにもすべての人という意味がありますが、その人がどういった人なのかという点に違いがあります。
また、一方は呼びかけの意味もあります。