この記事では、「ですので」と「そのため」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ですので」とは?
会話する際に、前の話の内容が後ろの話の理由や原因になっているという場合に、文章をつなぐために「なので」という言葉を使います。
この「なので」を丁寧にした言い方が「ですので」になります。
そのため「ですので」は話し言葉です。
話の途中で使われる言葉なので、話だしが「ですので」となることはありません。
「○○ですので○○ということになります」というように使います。
「そのため」とは?
そのためは、前の話を理由、根拠にしてその後の文章で結論や結果を伝える時に使います。
接続詞となり、会話だけでなく文章を書く際にも使われています。
「ですので」と「そのため」の違い
「ですので」と「そのため」の違いを、分かりやすく解説します。
「ですので」も「そのため」も、先の文章で原因や理由を述べるという共通点があります。
しかし、「ですので」は話し言葉なので、文章を書く際に使うことはできません。
それに対して「そのため」は文章を書く際も使うことができます。
「ですので」の例文
・『この書類の提出期限は本日までですので急いでご提出をお願いします』
・『プロジェクト期限が迫ってきています。ですので、進捗管理はしっかり行ってもらわなければ困ります』
「そのため」の例文
・『学生時代はチームを引っ張るリーダーを行っていました。そのため、チームと協力するための能力を養えました』
・『開発スケジュールの調整を行いました。そのため、来週にはこのソフトをリリースできそうです』
まとめ
「ですので」と「そのため」の違いをお伝えしました。
「ですので」は話し言葉でしか使うことができませんが、「そのため」は話し言葉でも文章を書く時でも使うことができます。
どちらも同じような意味で使うことができる言葉ですが、使う際は注意しましょう。