この記事では、「資料」と「データ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「資料」とは?
とある事象を、分析及び研究する材料となる元を意味する言葉です。
事実を示す具体的な文章や画像そのものを表現する際に使用すると考えられます。
「データ」とは?
ふたたび、情報として解釈可能になるように、符号化されたものを意味する言葉です。
「データ」は、文字や数字として書面に表現された状態であれば「資料」と呼ぶことが可能ですが、コンピュータに保存されて処理・伝達可能な状態であれば「デジタル・データ」とも呼ぶと考えられます。
また、「データ」には、何かの統計や気温、音声、動画など、さまざまなものが存在します。
「資料」と「データ」の違い
「資料」と「データ」の違いを、分かりやすく解説します。
「資料」は、何かのスタンダードになるような情報を表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「データ」は、数値や記号などで示される何かの事実や統計を表現する際に使用する言葉です。
このように、「資料」と「データ」は、共に、情報という意味では同じですが、その形式や内容によって使い分けられます。
「資料」は「データ」よりも広い概念を示し、「データ」は「資料」の一部と考えることが可能だと言えるでしょう。
「資料」の例文
・『彼の作成した資料はあまりにミスが多かったので、上司は苛立ちを抑えきれなかった』
・『資料作りにおいて大切なことは、情報の網羅性と見やすさだ』
「データ」の例文
・『顧客データを分析することによって、消費者が求めるものを理解することが可能だ』
・『昔のゲームはすぐにデータが消えるので、今の時代だと不良品扱いされることだろう』
まとめ
「資料」と「データ」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使用される場面やニュアンスに違いがあります。
「資料」は、研究や調査の基盤となる材料や情報を表現する言葉です。
その一方で、「データ」は、何かの事象における推論の基礎となる事実や数値、記号化されたものを表現する言葉だと言えるでしょう。