この記事では、「事業」と「取組」の違いを分かりやすく説明していきます。
「事業」とは?
基本的に、企業が営利を目的として組織を営むことを意味する言葉です。
「事業」の語源としては、古代中国の書物「易経」に由来しており、社会貢献を指す言葉だったと言われます。
現在では、「事業」は、事業の中で発生する業務や、業務を担当する職務という言葉と関連しています。
「取組」とは?
物事にあたることを意味する言葉です。
「取組」という言葉の語源は、相手となることや、相撲の組み合わせという意味があります。
また、「取組」は、相撲や株式取引などの特定の用語として、慣用的に「取組」という送り仮名を付けないことがあると考えられます。
「事業」と「取組」の違い
「事業」と「取組」の違いを、分かりやすく解説します。
「事業」と「取組」は、重なる意味をもつ言葉ですが、使用されるケースやニュアンスに違いがあります。
「事業」は、企業が営利などを目的として実施する継続的な仕事のことを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「取組」とは、何かに取り組むこと、その様子や内容のことを表現する際に使用する言葉です。
このように、「事業」と「取組」において、「事業」は、組織に対して使用することが多く、「取組」は、組織だけでなく、個人にも使用するという点で異なると言えるでしょう。
「事業」の例文
・『彼は自分の事業を立ち上げて、そのまま独立していった』
・『企業の事業活動は、お金が回る仕組を作り上げる必要がある』
「取組」の例文
・『私の祖母は、相撲の取組を見ることを、好んでいる』
・『彼の仕事に取組む姿勢を見ていると、自分の努力がまだまだ足りないと思った』
まとめ
「事業」は、企業や団体が営利や社会貢献などを目的として実施する継続的な仕事や計画を表現する言葉です。
その一方で、「取組」は、物事にあたることや、組み合わせることを表現する言葉だと言えるでしょう。