この記事では、「署名」と「記名」の違いを分かりやすく説明していきます。
「署名」とは?
「署名」とは、直筆で自分の名前を記載することです。
筆記用具は問いませんが、すぐに消すことができる鉛筆やシャープペンはあまり好まれず、主にボールペンでそれを行うことだと解釈していいでしょう。
この、「自分の名前」という点がポイントになる言葉で、人の名前を代理で記載したような場合には、この「署名」とは表現しません。
つまり、確かに本人が直筆で自分の名前を書く(書いた)時にのみ使用できる言葉です。
「記名」とは?
「記名」は、自分の名前を直筆以外の方法で記載することの表現です。
印刷などのプリント、判子によるものなど、直接筆記する場合以外に使われる言葉になります。
また、人の名前を記載する(した)時にも用いることができる言葉で、その場合には、直筆によるものも含みます。
「参加申込みに、君の名前も記名しといたぞ」のように使った時には、その人の名前も書いておいたという意味だと解釈してください。
「署名」と「記名」の違い
「署名」と「記名」の違いを、分かりやすく解説します。
このように、自分の名前を直筆で書いた場合のみ、「署名」と表現できます。
人に書いてもらった時や、直筆以外の方法で記載には「記名」と使ってください。
よって、「印刷による署名」という表現は存在せず、「直筆で記名してください」も、おかしい使い方になってしまいます。
「署名」と使うだけで直筆でという意味が含まれている為、「直筆で署名」と用いる必要はありませんが、この場合は、特に意味として間違っている訳ではないので、まま見掛ける使い方となっています。
まとめ
「署名」と「記名」には、このような違いがあります。
「署名」を求められた時には、直接自分の名前の筆記が必要だと考えていいでしょう。
「署名欄」とあった時にも、直筆でそれを行う必要があります。
