この記事では、「政令」と「命令」の違いを分かりやすく説明していきます。
「政令」とは?
「政令」とは、政府が出す命令という意味になります。
また政治上の命令ということでもあります。
よく聞く言葉に「政令指定都市」というものがあります。
これは人口が50万人以上の市で「政令」によって指定された都市のことです。
市民生活と直結した事務、権限などが使える、行政区を設けられるなど、普通の都市とは違った取り扱いが認められています。
「命令」とは?
「命令」とは、何かをするように言いつけることで、上の立場の者が下の立場の者へ言うこと、またその内容という意味になります。
他には国会の議決によらずに、行政機関が制定する法規のことでもあります。
また行政庁が、特定の人に対して、一定の作為、不作為、給付、受忍など、命じる処分です。
「上からの命令だから従うように」「今すぐ止めるように命令する」「命令なので、嫌でもするしかない」などと使います。
「政令」と「命令」の違い!
「政令」と「命令」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも、「何かしなさい」もしくは「してはいけません」など、何かしらの行動をするように(もしくは、しないように)言うこと、という意味では同じです。
では違いを見ていきましょう。
まず「政令」とは、政府が出す「命令」のことを言います。
一方の「命令」は幅広く使える言葉です。
上の立場の者が下の立場の者へ言うこと、上司が部下へ言うこと、夫が妻へ言うこと、妻が夫へ言うこと、親が子へ言うことなどなど、仕事上から日常生活と、あらゆるところに「命令」は存在していると言えるでしょう。
また会社や、個人間だけでなく、行政機関、行政庁などがすることも「命令」と言い表します。
まとめますと「政令とは政府が出す命令のこと」「命令とは行うように言いつけること、行政機関から個人間まで幅広く使う言葉」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「政令」と「命令」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
「政令」は少々難しい言葉ですが、意味を覚えておくようにしましょう。