「carry out」と「carry on」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「carry out」と「carry on」の違いとは?言い換え

「carry out」「carry on」はいずれも“carry”という英単語が用いられた表現ですが、意味合いが異なるため区別して使う必要があります。

この記事では、「carry out」「carry on」の違いを分かりやすく説明していきます。

「carry out」とは?

「carry out」「キャリー・アウト」と読む英語の表現で、「実行する」「成し遂げる」「果たす」「とり行う」といった意味があります。

英単語の“carry”には「運ぶ」「運搬する」「支える」「持続する」といった意味があり、“out”には「外に」「外部に」などの意味が含まれています。

「carry on」とは?

「キャリー・オン」と読む「carry on」は、「物事を続けていく」「進める」といった意味があるほか、「経営する」などの意味で使用される英語表現です。

“carry”「運ぶ」「支える」「持続する」といった意を示し、“on”「〜の上に」「〜にくっつけて」「〜に接して」などを表します。

「carry out」と「carry on」の違い

「carry out」「carry on」の違いを分かりやすく解説します。

「carry out」「物事を実行する」「遂行する」「果たす」「とり行う」といった意味があり、主に特定の計画や約束、命令などを実際におこなったり、責任を果たしたりする際に使用します。

一方、「carry on」「何かを続けていく」「進める」ことを意味し、主に困難などに負けずに何かを続ける際や、中断した後でなんとか継続するような場面で用います。

また、「carry on」「事業などを経営する」という意味で使われることもあります。

「carry out」の例文

「carry out」“carry out〜”のように使います。

直後に名詞をつけて使用する機会が多いといえます。

“Our team carried out the mission”(私たちのチームはその任務を遂行した)
“I always carry out my responsibility”(私は常に自分の責務を果たす)

「carry on」の例文

「carry on」“carry on〜”と表現するほか、“carry on with〜”のように使用されることもあります。

“They will carry on her spirit”(彼らは彼女の精神を受け継ぐだろう)
“I have to carry on with my studies”(私は勉強を続けなければならない)
“She has carried on her business as a lawyer”(彼女は弁護士業を営んできた)

まとめ

「carry out」「実行する」「成し遂げる」「果たす」「とり行う」などを示し、「carry on」「続けていく」「進める」「経営する」などを示します。

双方の使用例も参考にして、英語で意思を伝える際やリスニング時などに活用してください。