この記事では、「出向く」と「行く」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「出向く」とは?
用事があって呼んだ人が待つ場所へ自らが行くことを「出向く」【でむく】といいます。
例えば、商談相手の元へ話し合いするために予定を決めて行く行動を指すのです。
ときに挨拶に行く、一緒に食事するため行動します。
このように、職場では決められた取引先と会うため自分の方から歩くか、乗り物に乗って行き、用事を済ませるのです。
「行く」とは?
親戚や友人に会うため行動して移動することを「行く」【ゆく・いく】といいます。
決めた場所に移動するか、見舞う、買い物に出かけるといった行動を伝えるのです。
また、学校や会社、教室に行って学ぶ意味でも使われています。
使い方としては、「動物園に行く」といって自らが楽しむために「行く」のです。
他にも「小走りで店に行く」といった使い方をすれば、急いで現場に到着するため行動します。
「出向く」と「行く」の違い
ここでは「出向く」と「行く」の違いを、分かりやすく解説します。
交渉するため自らが行動して、相手がいる場所へ行くことを「出向く」といいます。
職場ではよく使われている言葉であり、仕事のため時間通りに行く、行政に関連した用事をこなすのに「出向く」といった行動を指すのです。
もう一方の「行く」は目的地へ移動するための行動を指します。
ときに遠くへ「行く」といった使い方して、誰が何の目的で行動するか伝えるのです。
この2つの大きな違いは、「出向く」は相手との交渉や話し合いといった用事を済ませるために行動し、「行く」は塾や買い物と日常生活において移動する行動を指します。
「出向く」の例文
・『取引先へ感謝の気持ちを伝えるため挨拶に出向く』
・『結婚する気持ちを伝えるため新婦の家へ出向く』
「行く」の例文
・『娘と2人で韓国へ行くため、飛行機の席を予約した』
・『倒壊した家屋から必要な物を出すため、被災地に行く』
まとめ
自らが行動して目的地へ移動する意味で使われていますが、「出向く」にはまた違った意味が含まれています。
そこに注目して、使い分けてみるといいでしょう。