この記事では、「描き下ろし」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「描き下ろし」の意味
「描き下ろし」の意味は以下の通りです。
「かきおろし」と読みます。
「えがきおろし」ではないので注意しましょう。
漫画やイラストなど「描くもの」が新聞や雑誌に掲載されずに、直接漫画本やイラスト集、グッズになることを指します。
その媒体やグッズのために描かれたものという意味です。
同じ読みがなで「書き下ろし」という言葉がありますが、「書くもの」に対して使われる言葉です。
新聞や雑誌に掲載されずに、直接本になったりドラマや映画になることをいいます。
「描き下ろし」は絵が対象となりますが、「書き下ろし」は文章が対象となりますので、きちんと使い分けましょう。
「描き下ろし」の言い換え
「描き下ろし」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。
「描き下ろし」のビジネスでの言い換え
・『オリジナル作品』
誰の著作物でもなく、既存のモチーフがない作品のことで、「一次作品」とも呼ばれます。
「描き下ろし」とは違い、オリジナル作品が雑誌などに掲載される場合もあるので使い方に注意が必要です。
・『新作』
新しい作品を作ること、または、その作品のことです。
「新作描き下ろしグッズ」など、「新作」と「描き下ろし」を並べて使うこともできます。
二つを並べると、印章が強くなり、キャッチコピーなどで人の気を引く時によく使われます。
・『原作』
翻訳・映画化・二次創作される前の、元の作品のことです。
「描き下ろし」を使った例文
・『来月、描き下ろしイラストを公開』
まだ世に発表されていないイラストが来月に発表されるという意味です。
告知をする時に使われ、イラストの原作者のファンにとってはとても嬉しい言葉です。
・『映画の特典は原作者の描き下ろしのハガキです』
雑誌や漫画で発表されているイラストではなく、映画の特典のために描かれたハガキが映画の特典についてくるという意味です。
熱狂的なファンですと、この特典が変わるたびに、映画館に通う人もいるそうです。
・『若者に人気の漫画家の描き下ろしが、文豪の本の表紙を飾る』
文豪の小説の表紙を、若者に人気の漫画家の描き下ろしイラストが飾ることにより、より多くの若者に文豪の小説を手に取ってもらおうとする、マーケティング戦略です。
まとめ
今回は「描き下ろし」について紹介しました。
「描き下ろし」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。